
ウィーン金貨は、その美しいデザインと高い純度から世界中で人気です。
楽器をモチーフにしたデザインやオーストリア政府の保証が裏付ける品質は、コレクターや投資家に高評価を得ています。
本記事では、ウィーン金貨と並び人気の、メイプルリーフ金貨との違いについて解説しています。それぞれの特徴や高値で売るための具体的なポイントについてもまとめたので、金貨の高価買取を狙う方は読んでみてください。
ウィーン金貨とメイプルリーフ金貨の違い
引用元:写真AC
ウィーン金貨とメイプルリーフ金貨の違いは以下のとおりです。
特徴 |
ウィーン金貨(1oz) |
メイプルリーフ金貨(1oz) |
直径 |
37mm |
30mm |
厚さ |
2.0mm |
2.8mm |
重量 |
31.1035g |
31.1035g |
品位 |
99.99%(純金) |
99.99%(純金) |
参考買取価格 ※2025.4.13 |
約50万円 |
約50万円 |
小売価格 |
約55万円 |
約51万円 |
双方の品質に大きな違いはありませんが、ウィーン金貨のほうがやや価格が高くなっています。
ウィーン金貨とメイプルリーフ金貨の特徴
引用元:写真AC
ウィーン金貨とメイプルリーフ金貨、それぞれの特徴について解説していきます。
- 発行国
- デザイン
- 投資としての魅力
順番に見ていきましょう。
発行国
ウィーン金貨は、800年以上の歴史を持つオーストリア造幣局が発行する金貨です。オーストリア政府が品質を保証しています。法定通貨としても知られており、高い価値と信頼性を誇る金貨です。
オーストリア政府の保証により、確かな資産価値をもつ金貨として投資家には安心できる資産として好まれています。
対して、メイプルリーフ金貨はカナダ王室造幣局が製造し、カナダ政府が品質を保証する法定通貨です。ウィーン金貨と同じく、政府が保証しているため信頼性が高く、世界中で広く流通しています。
法定通貨としての地位があるため、安心して取引や投資ができる点も大きな魅力です。
デザイン
ウィーン金貨のデザインには、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を象徴する楽器が用いられています。
デザインに使われている楽器はハープ、ビオラ、バイオリン、ファゴット、パイプオルガン、ウィンナホルンです。
ウィーン金貨のデザインはコレクションアイテムとしても人気が高く、多くの人々に愛されています。音楽を愛する人々にとって、ウィーン金貨は特別な一枚となるでしょう。
一方、メイプルリーフ金貨は、表面にカナダを象徴するサトウカエデの葉(メイプルリーフ)が精巧にデザインされています。メイプルリーフはカナダの国旗にも描かれており、国を代表するシンボルとして世界的にもよく知られています。
裏面には、エリザベス2世女王の肖像が刻まれていましたが、2024年4月後半からチャールズ3世の肖像に変更されました。
投資としての魅力
ウィーン金貨は音楽をテーマにした美しいデザインが特徴で、その希少性の高さが評価されています。2004年に発行された、世界で15枚しかない金貨です。2014年には、ウィーン金貨が初めて発行されて25周年を迎えた記念の金貨セットが5,000セット発行されています。
メイプルリーフ金貨も高い純度と認知度で世界で評価されていますが、特徴的なのはセキュリティの高さです。偽造防止のため、精巧なレーザー加工による細かな模様が施されており、高度なセキュリティ機能が搭載されています。そのため、偽造品の流通を防ぎ、安心して所有できる金貨として信頼されているのです。
金貨の市場価値
引用元:写真AC
金貨の市場価値は、金の価格に連動しています。金の価格変動に応じて、金貨の価値も上下します。金の価格が変わる主な要因は以下のとおりです。
要因 |
内容 |
国際的な経済状況 |
世界的な景気動向や金融政策 地政学的リスク(戦争やテロなど) |
通貨の価値変動 |
米ドルの価値が上がると金の価値が下がる 米ドルの価値が下がると金の価値が上がる |
インフレーション |
通貨の価値が下がると、多くの投資家が金を保有するため金の価値が上がる |
これらの要因で金相場が変動すれば、金貨の市場価値も上下します。投資を検討する際は、金の相場を左右する要因に注意し、適切なタイミングでの売買を心掛けましょう。
金貨を高く売るための3つのポイント
引用元:写真AC
ここからは、金貨を高く売るポイントをみていきましょう。
- 良好な状態を保つ
- 売るタイミングを見きわめる
- 信頼できる買取業者に持ち込む
順番に解説していきます。
良好な状態を保つ
金貨が購入時と同じ状態であれば、査定価格が上がる可能性があります。傷や汚れがあると査定に影響するため、日ごろから金貨の美しさを保つよう心掛けましょう。
- 付属品も一緒に保管する
- 強く磨き過ぎないよう注意する
- 直射日光と湿気を避けて保管する
- 専用のコインケースやスラブケースに入れる
- 指紋や汚れがつかないように手袋を着用して触れる
高額買取は、金貨そのものを美しく保つのはもちろんですが、購入したときに付属していた証明書やケースなども捨てずに保管する必要があります。
付属品がなくとも買取は可能ですが、査定価格はダウンするかもしれません。
大切な金貨をより高く売却するためには、普段からの取り扱いに注意し、購入時の状態に少しでも近付ける工夫が必要です。
売るタイミングを見きわめる
売るタイミングの見きわめも大切です。新聞や買取業者のサイト、ネットの金融ニュースなどで、金の相場や動向をこまめにチェックしましょう。
インフレなど世界の経済状況が不安定な時期は、安全資産として金の需要が高まる流れになるため、この時期を狙うのも一つの手です。タイミングを逃さなければ、同じ金貨でも、より高い査定につながります。
金相場の動きを普段からチェックしておくと、良いタイミングを逃さずにすみます。売る時期を少し意識するだけで、査定価格に大きな差が出る場合があるため、焦らずチャンスを待つのがおすすめです。
信頼できる買取業者に持ち込む
買取業者をどこにするかも忘れてはならないポイントです。必ず複数の買取業者をピックアップして、比較しながら選びましょう。
金貨の価値は相場によって決まる部分もありますが、お店によって査定の基準が異なるため、同じ金貨でも買取価格に差が出ます。
【信頼できる買取業者のチェックポイント】
- 金貨の買取実績は豊富か
- 貴金属の知識をもつ専門スタッフがいるか
- 無料査定を受け付けているか
- 利用客から高く評価されているか(グーグルマップの口コミ)
できれば、貴金属の専門知識を持つスタッフが在籍している買取業者に査定を依頼しましょう。金貨には偽物のリスクもあります。自分が持っている金貨の真贋を確認するためにも、金貨買取に強い買取業者がおすすめです。
また、気持ち良い取引のために利用客の口コミも必ずチェックしておきましょう。
「納得のいく査定価格を提示してくれた」「スタッフの細やかな気配りがあった」など、生の声は買取業者選びに欠かせません。
まとめ
ウィーン金貨やメイプルリーフ金貨は、芸術的なデザインと高い純度から、投資としてだけではなくコレクションとしても人気があります。
売却を検討する際は、日々変動する金の市場価格や売るタイミングを見極めましょう。できるだけ購入したときと同じ状態で保管するのも、査定価格アップにつながります。
金貨買取の実績が多く、スタッフの対応にも信頼がおける買取業者を選ぶのも大切です。気になる買取業者を複数選び、利用客のレビューを比較するのをおすすめします。金貨を気持ちよく手放すためにも、こまめに相場や買取業者の情報を集め、満足のいく取引につなげましょう。
買取業者選びに迷う方は、ブランドガーデンにご相談ください。細やかなサービスと納得の査定価格で対応いたします。
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